「Casa de Campo」(田舎の家)というのは、マドリッド駅の西に広がる緑豊かな小高い丘のエリアの総称である。
そのエリアにかつて建っていた民芸館が、マカロニウエスタンに頻繁に使われたのだ。
最初に現れたのは「荒野の用心棒」。
ロホス家のパテオ(中庭)を中心としたインテリア撮影がこの民芸館で行われた。
ただし、この民芸館は70年代には取り壊しになってしまい、かろうじて石のアーチのみが残されていた。
その一部を使い、現在では高級レストランに変貌している。
Per un pugno di dollari 荒野の用心棒 / 7
pistole per i MacGregor 禿鷹のえさ
7 pistole per i MacGregor 禿鷹のえさ
Requiem per Gringo / Dove si spara di piu
荒野の墓標
Per un pugno di dollari 荒野の用心棒
Anda muchacho, Spara! / 行け、野郎、撃て!
06_2009
この石組みのアーチが大変特徴的なので、同定は簡単だ。
ただ、このレストラン、とても高級なので食事に入るには…
06_2009 / Anda muchacho Spara! 行け、野郎、撃て!
荒野の用心棒などで見えていた大きなアーチの表側は、石作りのりっぱな門になっている。
それが現れたのが「行け、野郎、撃て!」のワンシーンだ。
06_2009
高級レストランの外観